荒野泰典・石井正敏・村井章介「日本の対外関係1東アジア世界の成立」(吉川弘文館)

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 今まさに興味のあるテーマのシリーズ本が出ました。シリーズ名は「日本の対外関係」!これから続くタイトルは「律令国家と東アジア」「通交・通商圏の拡大」「倭寇と日本国王」「地球的世界の成立」「近世的世界の成熟」「近代化する日本」!どうです!どれも面白そうですよね。ネックなのは1冊5500円という価格。最初がこれですから続巻も安くなることはないでしょうね。でも、しっかり勉強しようと思います。
 
 
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by yksayyys | 2010-06-26 10:11 | 読書 | Comments(0)

徐京植「植民地主義の暴力」(高文研)

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 午前中時間ができたので久しぶりに本を読んでみる。この本は東京の出版社に勤める友人が担当した本である。あとがきの最初にこう書いてある。「先の見えない出版冬の時代に、あえてこうした書物を出して下さる出版社の方々に、まず感謝申し上げる。」本当にそう思う。ただでさえ本が売れない。電子書籍なるものが取りざたされてくると余計にそう思う。しかし、友人Mは「この人の本を出したいという思いがモチベーションを維持させている」と
以前語っていたように思う。そういう「社会的意義のある本」がもっともっと売れる時代が来てほしいものである。この著者、本人もそう言っているように「きびしい」人だと思う。しかし、事実と体験に根ざした峻厳な「きびしさ」である。「和解という名の暴力」という文章があった。最近、日韓、日中、あるいは南北という関係に「和解」という言葉を使うことが多い。私も、授業をする時に「和解」はマイナスイメージとしては使っていない。しかし、「和解」という言葉、作業で覆い尽くされてしまうものに対しては常に敏感でなくてはならないと思う。それは、筆者が在日韓国人ではなく在日朝鮮人であることからくる「きびしさ」なのかもしれない。本書は評論集である。それだけに短い文章の中にこめられたものは深いと言える。
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by yksayyys | 2010-06-26 09:59 | 読書 | Comments(0)