BS世界のドキュメンタリー「アフターヒトラー」を見る

 映像の世紀によって「生の映像」に叩きのめされた感の強い私であるが、ヨーロッパにはその「生の映像」が豊富に残されている。この番組はフランスで放送されたドキュメンタリー番組である。ヒトラーが死にドイツが降伏してからヨーロッパがどのような経過をたどったかがこの番組の流れである。戦争終結後に、ドイツへの復讐がヨーロッパ各地で行われたことは断片的に知ってはいた。特にパリの街角で、ドイツ人兵士と交際のあった女性達が丸刈りにされリンチを受けていたことくらいは知っていた。しかし、この番組を見るとヒトラー後のヨーロッパの混乱は想像を絶するものがあったようである。ドイツへの復讐だけでなく、解放後のユダヤ人への容赦なき差別、東ヨーロッパを中心とする少数民族への迫害とそれに対する報復。いわれのない罪や欠席裁判による公開処刑など、不条理で無慈悲な混乱が数年間も続いたという事実を衝撃を持って受けとめたというのが正直な気持ちである。「ナチスへの報復(暴力)の後、ようやく法律がやってきた」というセリフは重かった。いわゆるニュールンベルク裁判の前に多くの悲劇が実在したのである。そして、その後のソ連の東欧諸国への容赦なき支配。それに対するアメリカの反共の動き。ひとつひとつの事実が「絶望」と「憤怒」の思いを呼び起こす。きっとその深い悩みが「ヨーロッパ統合」への思いへとつながったのであろうことは容易に想像できる。
 そのような世界史的流れの中に東アジアや日本の歴史があったことはおさえておくべきことであろう。しかし、それを「あちらでもそうだったのだからこちらでもそうであったとしても仕方ない。」というような相対主義に陥ってはならないと考える。
 これらの事実から「命と人権の尊厳」に基づく社会(世界)をどう作り上げていくか。過去と現在と未来をつなぐ思考は歩みをとどめてはならない。
 繰り返すが「生の映像」は相当に衝撃的である。

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by yksayyys | 2018-01-03 19:03 | 社会 | Comments(0)

権禰宜

 滅多に行かないのですが、今日初詣に行ってきました。それも大きな寺社ではなく地方のこじんまりとした神社に行ってきました。それもひとりで・・・それには理由がありました。この神社でかつての教え子が権禰宜(ごんねぎ)を務めているからです。昨日の同窓会の教え子達もここで「厄払い」をしてもらったようです。その昨日の同窓会で「(権禰宜をしている)〇〇先輩が先生に会いに来てって言ってましたよ!」という教え子が何人もいました。実は1年前はこの権禰宜の子も同窓会の対象だったのですが、自分が「祓う」方だったので同窓会に参加できなかったのです。それで今日あらためて神社に訪ねていったというわけです。お参りを済ませて、よく祭壇周辺を見ると「お祓い」「お祭り」の最中でした。教え子がそれを執り行っている最中でした。私は、しばらく待っていました。すると、教え子のお母さんが通りかかって挨拶をすると驚いて教え子のいる所まで連れていってくれました。赤と白の巫女の格好をしていました。お父さんが宮司となったようで、それからずっとこうやって権禰宜を務めているようでした。ほんの20秒ほどでしたが、久しぶりの再会が果たせて良かったです。
 関連して2つの話題を!境内にこの神社の改修をした時の寄付金を出した人と工事を行った人たちの名前がありました。その中に、私の教え子が設計施工で名前が書いてありました。女の子です。実家が工務店で、中学時代から「家を手伝う」と言っていましたがその通り実家の工務店を支えているようでした。嬉しい限りでした。
 あと、「権禰宜」について調べました。本来、神社には宮司とそれを補佐する禰宜と呼ばれる職はひとりずつ認められているのだそうです。権禰宜というのはさらにそれを補佐する役職で人数の制限はなく、宮司と禰宜を特別職とすると権禰宜は一般職になるのだそうです。そして、この3つの職をまとめて神職というのだそうです。
 鹿児島は今日もポカポカ陽気でこの神社も多くの参拝客で賑わっていました。さあ、明日から出勤です!!

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by yksayyys | 2018-01-03 15:36 | 社会 | Comments(2)